このたび、第43回日本コミュニケーション障害学会学術講演会を、2017年7月8日(土)~9日(日)に名古屋市千種区の愛知淑徳大学星が丘キャンパスで開催させていただくこととなりました。今回、教育講演を3題、シンポジウムを2つ、モーニングセミナーを4題予定しています。
教育講演1では、松尾浩一郎先生(藤田保健衛生大学)に摂食嚥下のリハビリテーションについて、教育講演2では、飯干紀代子先生(志學館大学)に認知症におけるコミュニケーションの評価と支援について、教育講演3では、新澤伸子先生(武庫川女子大学)に自閉スペクトラム症児のコミュニケーションの特性と支援について、それぞれお話しいただきます。
シンポジウム1「日本語の言語発達のランドマーク」では、子どもの文法の発達についてフロアの皆さまと一緒に討論していく予定です。シンポジウム2「失語症への認知神経心理学的アプローチ」では、失語症に対する認知神経心理学的アプローチの基本的な考え方から、実際の評価・介入に至るまで、初心者にも分かりやすく、シンポジストの先生方にお話しいただく予定です。
モーニングセミナーでは、失語症の意思疎通支援について吉川雅博先生(愛知県立大学)に、外国人の子どもにおけるバイリンガリズムの問題について櫻井千穂先生(同志社大学)に、頸部聴診法について大野木宏彰先生(小笠原訪問看護ステーション)に、人工内耳について井脇貴子先生(愛知淑徳大学)にそれぞれお話しいただきます。
本学会は、コミュニケーション障害の領域を限定せず、かつ会員の職種を限定しない、日本で唯一の全国規模の学会です。様々な背景を持つ参加者同士で有意義な意見交換ができるのではと期待しております。学術講演会初日の夜には、名古屋市内で懇親会を行う予定です。参加者皆さまのご親睦を深めていただけますと幸いです。
名古屋市は、熱田神宮などの神社・仏閣、名古屋城や徳川園など武家文化に関する建築物や施設を数多く擁しているところです。近年はひつまぶしや味噌カツなど「なごやめし」という独特の食文化を体験できる地でもあります。また、会場近くの星ヶ丘駅周辺には、デパート、ショッピングモール、動植物園があります。ぜひ学会の合間にでも名古屋の良さを味わっていただけますと幸いです。
皆さまのご期待に応えられますよう、事務局一同準備をしてまいります。皆さまのご発表およびご参加を心よりお待ち申し上げております。
第43回日本コミュニケーション障害学会学術講演会会長
愛知淑徳大学 健康医療科学部 医療貢献学科 言語聴覚学専攻
宮田 Susanne